読書感想文の書き方 具体例 戦争・平和 関連図書

感想文というのは、本を読んで、
自分がどう思ったのかを書くものなのです。
本のあらすじより、自分の考えの方を、多く書きます。
感想文という言葉から勘違いしやすいのですが、
単に感想を書いた文というよりは、
自分の体験、身近な話題に関連づけて、感想を書くものなので、
まずは、自分にも似た体験がある、身近な、書きやすい本を選ぶと良いです。

構成は、「はじめ、なか、おわり」にまとめ、
「はじめ」は、あらすじ、読もうと思ったきっかけ、どんな登場人物かなどを、
それぞれ、一文にまとめます。
「なか」は、最も長い中心部分です。
登場人物のこういう行動に、どう感じたか、とか、
こういう場面があったが、自分ならこうするだろう、などを書きます。
「おわり」は、これからこうしたい、こういうことを学んだなどと、
まとめを書きます。

読書感想文用に、戦争関連の図書の紹介


犬やねこが消えた―戦争で命をうばわれた動… (戦争ノンフィクション) 
井上 こみち (単行本 – 2008/7) 
「犬の消えた日」のその後のお話である。
解説 引用「戦争は人の正常心を失わせ、(中略)平気で恐ろしいことができてしまう
いったん走りだしてしまうと、ふみとどまれなくなってしまう、
人々の心が強い流れに一方的におされて、残酷なことができてしまうのが戦争の不気味さです」

シゲコ!ヒロシマから海をわたって 
菅 聖子 (単行本 – 2010/7/14) 
ノンフィクション。原爆でひどいやけどを負い、原爆乙女として治療のために渡米。
その後アメリカに定住し、看護師として働いたのち、
アメリカ各地の小中学校などで被ばく体験や、平和についての講演を行っている。
ケロイドの治療のために、多くのアメリカ人に助けてもらったことが、書かれてます。


「いしぶみ―広島二中一年生全滅の記録」
悲惨なことに、6日後までに、全員が亡くなったので、伝え聞いた話中心。
小学生高学年向け


「広島第二県女二年西組―原爆で死んだ級友たち」は、
生き残った人からの話が詳しく書かれてて、あの日、あの後、どうだったか、リアルに書かれてます。